基礎知識 2008年4月29日日
防具面
- 市販されている面金は、ほぼ同形状でサイズのみ異なる
- 標準仕様では丸顔、角顔、鰓張り顔には適さないので拡幅が必要な場合がある
- 防具面は顔形状に適したサイズを選択する
- 防具面は必要最小の圧迫力で固定するのが衝撃緩和上有効、その為にも適正サイズが必要
- 少なくとも防具面は個人用を所有して適切に調整する
- 正面からの打撃は顎を引き額で受ける
- 防具面の固定は頭部カンペル平面より上(顎部以外の頭蓋骨)で均等圧にする
- 頬で面金の側面方向を支持する
- 顎鰓部で面金下部と顔の間隔を調整し面金下部を支持する
- 顎先に打撃力が直接伝達しない事
- 頬から下は個人差が非常に大きく面金拡幅などの個人的な工夫が重要
- 徳大式防具面は額部衝撃吸収パットの衝撃吸収効果が特に高い
- 側頭部衝撃吸収パットは横打ち対策に重要
- 顔の形状により装着方法を選択し自身で最適装着感を得れるまで工夫する。
- 防具面の幅と面金上後頭部を修正して頭部形状に適合させる。(バイスで固定して変形)
- 標準的な面金の後頭部上部張り出し部は少し低く後頭部を下向きに押して顎部を押し上げる場合がある
グローブ
- 握り易くなったVer2グローブ以降は汗取り用の軍手着用だけで充分な場合が多い
- バンテージを手甲部に巻き付け中手骨を束ねる事で拳負傷を防げて強度を増す
- 拳を握りしめた時に手甲部を軽く圧迫する様にバンテージを巻く
- 手首までバンテージで固めるのは手首を柔軟に使う拳法的打撃方法には適さない
- 打撃は人差し指、中指の拳で行う。
- 活かした拳を目標を打撃した瞬間に拳を締める
- 拳甲部に短いバンテージを巻き薄手の軍手を履くとグローブに手を嵌めやすくなる
- 鉄面を打撃して金属棒の感触があれば拳を痛める可能性が高いのでグローブクッションの調整・確認が必要
- 拳を鍛えても面金鋼線は多寡が8mmφ程度なので局部的な加重が大きすぎ痛め易い
- 低反発特性の良いグローブで胴打ちして手首を痛めるのこそ拳の極めが出来ていない可能性がある
- 防具を着装して打ち合うのが日本拳法であり強打を好むよりも極めのある突き蹴りを行う
- 少年・女子・青年以降の壮年者は柔らかいクッション材を採用し頭部衝撃負担を軽減する
資料印刷
- HPの資料を印刷したい場合は専用印刷ソフトがあれば綺麗に印刷できる。
- 所有していない場合は資料頁を保存したのちWordでhtmlファイルとして開き印刷すると良い。