徳大式拳法防具FAQ |
2006年07月19日 更新 |
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- 競技を重視する場合
徳大式防具面パットST型(紐固定専用)を公式面金に取り付ける。
- 武道として拳法を練習し時々は試合に出る
青年以降の壮年練習生は徳大式防具面パットMG型(マジックテープ固定専用)と軽量面金を使用する。
公式試合にも出場するなら、公式面金と軽量面金の両方を所有して防具面パットのみ付け替えると良い。
体力があり頸部負担を気にしないなら公式面金を利用して、公式試合時のみ紐固定に変更する。
- 競技せず武道として楽しむ
徳大式防具面パットMG型(マジックテープ固定専用)と軽量面金とソフトコンタクトグローブを利用する。
防具面に関する質問と回答
Q4:この面を使う上で、補強鍛練、補強運動はありますか?
A4:防具面はインパクトの瞬間について衝撃緩和効果が高い。
運動量の減衰は少ないので首を鍛えて、打撃された時に頭部が回転しないようにする。
ブリッジ等の運動で首を鍛えるのが望ましい。
Q5:面のサイズは、どうやって決めたらよいですか?
A5:全てのクッション材と専用タオルを取り付けて被った場合に緩いなら面サイズが大きい。
防具面内部に取り付けるクッション材を全て取り外した状態で楽に被れるかを確認する。
楽に被れるのなら小さくは無いと考えて良い。
経験者に立ち会って貰うのがベストと思います。
Q6:面紐による固定は可能ですか?
A6:面垂れ下部に皮革製乳輪を取り付けている。
この乳輪に紐を取り付けてマジック付きベルトと皮革バンドを外すと従来通りの紐固定方法が使える。
マジックテープ式固定なら10秒前後で簡単に装着・脱着が可能になる。
紐では装着・脱着共に何分も固定時間を要し非効率的。
Q7:面金の形状に種類はあるか?
A7:大きさは数種類あるが形状は卵型のみ。
細面には合い易いが丸顔とか鰓張り顔に適合し難い。
専用器具が必要だが面金の幅を広げる事により幅広顔にも対応する。
幅が不足して大きい面を使うと顎先端部を痛め易くなる。
Q8:防具面を強く固定する方法は?
A8:練習モードと試合モードの装着方法がある。
組み討ちなどを優先する場合は紐固定を追加した試合モード装着方法がある。
装着方法ページを参照して下さい。
Q9:徳大式防具面は公式試合で使えるか?
A9:徳大式防具面は最新クッション材と免震機構を採用し従来の防具面より安全性が高いのは明らか。
徳大拳法部の実用結果は衝撃緩和効果が極めて高く練習後の頭部負担が少ない事を実感している。
公式試合で使用できるか否かは組織に属する使用者の有効性が高いと判断する評価がその決定に反映される。
一般的には安全性が高いと理解されて使用できない組織は少ない筈だか。
Q10:顎先の打撃負担が大きい
A10:面を浅く被り前頭部が衝撃吸収パッドに完全密着していない事が考えられる。
装着方法ページを熟読して下さい。
額を確実に密着させ面垂れを充分引き下げる事により面金顎先部が浮く。
両頬部のクッション材を適切に調節し面金顎先部のクッション性を高める。
不適切な場合は面金下部で前歯を破損する場合がある。
Q11:公式試合に使用できるのか?
A11:公式試合である第37回全国国公立大学日本拳法選手権大会(2005.9.25神戸大)で徳大拳法部が全試合とも徳大式防具で出場し実用性と安全性を公開した。
全20試合に出場し防具面不備は全く無かった。
この大会では開催校責任者が徳大式防具使用について了解を取っていた。
この大会DVDを無料で進呈します。観戦すれば徳大式防具の実用性を確認できる。(但し送料着払い)
Q12:防具面の着脱時間は?
A12:慣れた場合は10秒以内で着脱とも出来る。
徳大部員の実績では10〜20秒程度。
マジックベルト固定式を一度使うと紐固定方式は誰も使わないと推察する。
Q13:頬を圧迫してフィット感が悪い?
A13:防具装着方法ページをご覧ください。
最新装着方法により解決出来ます。
側頭部衝撃吸収パッドを4個使用します。
カンペル平面より上をクッション材で保持する方式です。
近日中に改良した衝撃吸収パッドを開発し販売する予定です。
Q14:徳大式防具面の衝撃緩和効果についてデーターはあるか?
A14:防具面を装着した頭部模型に3Kgのメディシンボールを落下させ加速度を2005.11に徳島県工業技術センターにおいて測定した。
加速度データーは面金の加速度すなわち移動量が徳大式の場合に大きく出た。
直接的な衝撃緩和効果データーは測定し難かった。
コンクリートにタオルを重ねておいた場合と低反発クッション材を20ミリ程度置き打撃して比較すれば簡単に違いは分かります。
衝撃力測定装置が完成したら再度測定するつもりです。
グローブに関する質問と回答
Q01:防具面を打撃すると拳が痛いので対策は?
A01:防具面打撃時に面金金属棒を直接感じた場合はグローブ性能が適当でない。
打撃時に金属棒の感触が判らないグローブを使用する必要がある。
拳に拳サポ等を取り付ける場合があるが推奨できない。
拳を締めるバンテージを巻くだけで打撃できるグローブが望ましい。
現在市販されている拳法用グローブは拳を痛める確率が高い。
日本拳法防具面の打撃専用に開発した徳大式グローブを試して下さい。
徳島大学ではH17.6から改良グローブに切り替えたので拳を痛める怪我は激減した。
拳が弱い場合は徳大式グローブでも打撃した時に拳が痛いと感じる場合があります。
この場合はクッション材を増加すれば殆どの場合拳を痛め難くなります。
Q02:拳の鍛え方不足と言われたが?
A02:拳を痛めたと指導者に質問すると大多数は拳の鍛え方が不足していると回答する。
この回答は完全に正しいのではない。
幾ら拳を鍛えても金属製の面金を打撃すれば負傷するのも当然だ。
面金が太く重くなり、グローブのクッション材の多くはテトロン綿である現状が理解出来ていない。
面金ピッチは50mm間隔ある、薄く柔らかいグローブでは構造的に一定の打撃力以上が加わると拳を痛める。
7mm面と8mm面を打撃して比較すると8mm面が遙かに大きく反発を感じる事が判る。
Q03:徳大式グローブの効果は?
A03:低反発クッション材を効果的に組み合わせた特殊な構造(PAT.P)により低反発特性が高い。
例えばコンクリート壁を生手にはめたグローブで打撃しても手首の負担が小さい。
打撃されたインパクトの瞬間の衝撃が小さくなり打撃された相手の負担も小さくなる。
これは市販グローブと比較した感触であり徳大式グローブを試用すれば直ぐに理解できる。
使用者の打撃力により仕様を変更できる。
女子用、一般男子用の他に特殊仕様も制作可能。
Q04:グローブが履き難いので対処方法は
A04:夏場は特に汗で滑り難くなり手に嵌めにくくなる。
薄手の軍手を履いてグローブを使うと簡単に嵌めれる。
バンテージを使用する場合は予め巻いてから軍手を履くと良い。