キャピラリ研磨方法

洗浄器具の準備
排水用と蒸留水を入れた100cc程度のビーカーを用意する。
シリンジの固定方法
上部ネジを締め付けた状態でもシリンジは少し強く押すと動く程度に固定するだけでよい。研磨中に自然にずり落ちない程度でよい。
シリンジに注水
研磨前にシリンジには蒸留水を半分ほど吸い込んで置く。
キャピラリの確認
30倍の顕微鏡でキャピラリ先端の状態を確認する。大きなクラックが有る場合は中仕上げ用の研磨布紙を先ずセットする。無い場合と中仕上げ後は仕上げ用の研磨布紙をセットする。


準備
(1)シリンジ固定器の上部ネジを少し緩める。
キャピラリ保持部を押し込みキャピラリ出口穴を充分広げておく。
材質は合成樹脂だがキャピラリ先端が接触すると欠ける恐れが有る。
シリンジセット
(2)シリンジ固定用Oリングが正しい位置に有る事を確認する。
キャピラリ先端を穴の中心に持っていく。穴の壁に接触しない様に注意しながら中心に押し込む。シリンジ先端にクラックが有る場合は荒研磨用の研磨布紙を取り付けておく。通常は仕上げ用で良い。
シリンジ押し込み

(3)シリンジ外筒を締め込み蓋から数ミリ離れた所で持ち少しづつ押し込んで行く。一気に押し込む様な事をすると破損する確率が大きくなる。キャピラリ先端が内部の壁に接触する場合は最初の(1)のからやりなおす。キャピラリ先端が3mm程度出る位置で上部ネジを締める。強く締める必要は無い。
指先で少し強く押すと動く程度で良い。

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(4)シリンジに蒸留水を吸い込んでおく。モーターが停止している事を確認する。シリンジ固定器を固定器ホルダーに差し込む。キャピラリ先端が研磨研磨布紙に接触しては駄目です。接触していない事を確認してからモーターのスイッチを研磨に切り替える。シリンジから水を少し出し研磨布紙を湿らせる。キャピラリの接触音を聞きながら数秒間研磨する。接触圧と研磨量の感じを覚えて必要量研磨します。研磨後にキャピラリ先端に入った研磨カスを水で押し出す。

(5)研磨が終わったらモーターを停止する。研磨布紙が停止している状態でシリンジを保持器に取り付けたままで前後に動かしてキャピラリ先端の研磨を行なう。この操作でキャピラリ先端の透明磨り状態を取り除く事が出来る。再びキャピラリ先端に入った研磨カスを水で押し出す。

99/05/26作成

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