2000年11月5日 日曜日

 新自動表面張力測定装置の改良点

旧装置問題点について機械、電気制御、化学、物理化学、制御ソフトなど科学全般で検討し解明結果に基づき可能な限り改良した。旧装置も活用出来る部分についてはそのまま利用した。

 改良効果
基準となる純水測定の再現性は0.05mN/m以下になる。この結果は指定した設定定数と操作を守るだけで特別な熟練技術は不要で得られる。

  1. 温度(恒温水槽関係)
    1. 専用温度調節器を開発
    2. 専用電子冷却装置の開発(YHC2000特別付属品)
    3. 恒温水槽に蓋を設置
  2. 圧力
    1. 専用ガラスセルの開発
    2. テフロン樹脂製シリンジホルダーに対策済み
  3. 蒸気圧
    1. 低熱容量・低熱伝導率材質を採用
    2. 蒸気圧勾配を2段階にした
    3. 試料に適したガラスセルを選定
  4. 時 間
    1. 自動測定定数を合理的に確定
  5. シリンジ
    1. 専用シリンジを開発
    2. 洗浄方法を改良(クロ混を使用しない方法)

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